週5復習週 + 模試1

2026-08-29(土)復習週+模試1

この記事の目次
  1. 最重要暗記ポイントBEST10
  2. 数値・上限値など覚えておくべき具体的な数字
  3. Well-Architectedフレームワーク6つの柱との対応チェック

模擬試験への挑戦、応援しております!これまでの学習内容(第1〜5章・第7章)から、試験直前に頭に叩き込んでおくべき「得点に直結する核心仕様」を凝縮した、究極の直前チェックシートを作成しました。


1. 【最重要暗記ポイントBEST10】

  • ① セキュリティグループ(ステートful) vs ネットワークACL(ステートless) [p.36]
    • SG(インスタンス単位): 「許可(Allow)」のみ定義可能。行きを通れば戻り(アウトバウンド)は自動通過 [p.36]。
    • NACL(サブネット単位): 「許可と拒否(Deny)」をルール番号順に評価。戻りの通信(エフェメラルポート等)も明示的な許可ルールが必須 [p.36]。
  • ② VPCエンドポイント:ゲートウェイ vs インターフェース(PrivateLink) [p.39]
    • ゲートウェイ型: 対象は S3 / DynamoDB のみ。ルートテーブルを編集してルーティング、料金は完全無料 [p.39]。
    • インターフェース型: S3/DynamoDBを含むほぼすべてのサービスに対応。サブネット内にENI(プライベートIP)をデプロイ、基本時間料金とデータ処理手数料が有料で発生 [p.39]。
  • ③ ハイブリッド・マルチアカウント接続:DXGW vs Transit Gateway [p.45, p.46]
    • Direct Connect ゲートウェイ(DXGW): 1本の専用線(DX)から、複数リージョン・アカウントの最大10個のVPC(VGW)へ閉域接続。ただし、VPC同士の通信は不可 [p.45, p.51]。
    • Transit Gateway(TGW): スター型トポロジー。オンプレミス(VPN/DX)と数十〜数百のVPC間において、相互の中継(推移的)ルーティングをサポート [p.46, p.47]。
  • ④ EC2 プレイスメントグループ:3つの特性使い分け [p.63]
    • クラスター: 単一AZ内の物理的に近いホストに配置。「 ミリ秒未満の極小遅延・超高速HPC(計算処理) 」 [p.63]。
    • スプレッド: 各インスタンスを完全に異なるラック(ハードウェア)に分散。「 少数(最大7台/AZ)の基幹サーバーの同時障害(SPOF)回避 」 [p.63, p.64]。
    • パーティション: インスタンスを論理グループ(パーティション)に隔離。「 Hadoop/HDFS、Kafka、Cassandra などの大規模分散データシステム 」 [p.63]。
  • ⑤ S3データ保護:バージョニング & MFA Delete & オブジェクトロック [p.105, p.106]
    • バージョニング: 上書き・削除時に世代をフルコピー保持(容量は重複して課金) [p.105]。
    • MFA Delete: ルートアカウントのみ設定可能。過去バージョンの物理的な完全削除にMFAデバイスコードの入力を強制 [p.106]。
    • オブジェクトロック: データの改ざん・削除をシステム的に強制ブロック。Rootユーザーすら削除できない「コンプライアンスモード」と、特定権限者のみバイパスできる「ガバナンスモード」がある [p.105, p.106]。
  • ⑥ ハイブリッド共有ストレージ:Storage Gateway の3大モード [p.118-121]
    • ファイルGW: オンプレ側から NFS/SMB でマウント。ファイルは1対1で透過的に S3 オブジェクトとしてアップロード [p.118]。
    • ボリュームGW(キャッシュ型): iSCSI ブロック接続。実体データはすべてS3、頻繁に使うホットデータのみローカルキャッシュしてオンプレ側の物理容量を節約 [p.119]。
    • ボリュームGW(保管型): iSCSI ブロック接続。100%のプライマリデータをオンプレに保持(低遅延)、増分バックアップのみ非同期でS3へ送信(DR用) [p.120]。
  • ⑦ RDSデータベース:マルチAZ(高可用性) vs リードレプリカ(読込スケール) [p.131, p.132]
    • マルチAZ: 異なるAZにスタンバイを配置し、データを 同期コピー。障害時は自動でDNS(FQDN)が書き換わり 自動フェイルオーバー(60〜120秒) [p.131]。
    • リードレプリカ: 読み込み専用DBをデプロイし、データを 非同期コピー。マスター負荷を下げて参照性能を向上。フェイルオーバー機能はなく、昇格させて別DB化することは可能 [p.132]。
  • ⑧ Amazon Redshift:分析特化アーキテクチャの必須機能 [p.138, p.139, p.142]
    • 列指向(カラムナ): 特定列の集計(OLAP)時に不要な列スキャンを100%スキップし、ディスクI/Oを激減 [p.139]。
    • Redshift Spectrum: S3上にある数PBの生データ(Parquet/CSV)に対し、Redshiftクラスターにロード(コピー)することなく、SQLクエリを直接閉域実行可能 [p.142]。
  • ⑨ DynamoDB インデックス:LSI vs GSI の決定的境界線 [p.145]
    • LSI(ローカルセカンダリインデックス): テーブル作成時のみ定義可能。親テーブルと「同じパーティションキー、異なるソートキー」を使用。RCU/WCUは親テーブルの容量を共有消費 [p.145]。
    • GSI(グローバルセカンダリインデックス): いつでも追加・削除可能。「異なるパーティションキー、異なるソートキー」を定義。独自のRCU/WCUをプロビジョニングするため、GSI側のキャパシティが枯渇すると親テーブルの書き込みもスロットリング(詰まり)を起こす [p.145]。
  • ⑩ AWS Organizations SCP(サービスコントロールポリシー)の認可境界 [p.179]
    • Organizations配下のアカウント(ルートユーザーを含む)が実行可能な 「 最大権限の枠(境界) 」 を定義し、不要なサービスの起動を強制制限する [p.179]。
    • 重要罠: SCP単体でリソースへの操作を「許可(Allow)」することはできない。操作を成功させるには、該当アカウントのIAMポリシー側でも明示的に許可されている必要がある [p.179, p.181]。

2. 【数値・上限値など覚えておくべき具体的な数字】

模擬試験で「消去法」や「計算問題」を瞬時に解くための、試験頻出の物理制限数値です。

コンポーネント 対象制限項目 覚えておくべき具体的な数字
VPC CIDR [p.32, p.33] 設定可能なIPアドレスのマスクサイズ範囲 /16(最大:65,536個) から /28(最小:16個)
VPCサブネット [p.34] AWSが自動的に占有・予約するIPアドレス数 サブネットごとに 5個(ホスト部の .0, .1, .2, .3, .255)
AWS Lambda [p.80] 1回の関数実行あたりの最大実行時間制限 最大 15分(900秒。これを超えるバッチはECS/Fargateへ移行)
Amazon S3 [p.102, p.112] 1つのオブジェクトをアップロードする際の上限サイズ 最大 5 TB。なお、100 MB以上のデータは「マルチパートアップロード」を推奨
Amazon S3 MFA Deleteを設定・変更できるユーザー権限 ルートアカウント(Root User)のみ(IAMユーザーは管理者でも不可)
DynamoDB 1つのデータアイテムに格納できる最大レコードサイズ 最大 400 KB
DynamoDB RCU [p.144] 1つのRead Capacity Unitが提供する通信能力 強力な整合性のある読み込み:最大4KBの項目を毎秒1回
結果整合性のある読み込み:最大4KBの項目を毎秒2回
DynamoDB WCU [p.144] 1つのWrite Capacity Unitが提供する通信能力 最大1KBの項目を毎秒1回書き込み
Amazon EBS [p.91] 単一ボリューム(gp2/gp3, io1/io2, st1, sc1)の最大容量 最大 16 TB
DXGW [p.45] 1台のDirect Connectゲートウェイにアタッチできる最大VGW数 最大 10個(マルチアカウント・マルチリージョン集約の上限)

3. 【Well-Architectedフレームワーク6つの柱との対応チェック】

AWSのアーキテクチャ設計原則(第13章)に基づく、試験問題の「なぜその構成をマッピングするのか」という目的(思想)の対応表です [p.290]。

  • 🛡️ セキュリティ(Security)の柱 [p.290, p.298]
    • IAMロールのEC2/Lambda割り当て [p.74, p.84, p.184]: 静的なアクセスキーのソース直書き(ハードコード)を排除し、一時的なセキュリティ認証資格情報を自動適用する(最小権限の原則)。
    • パブリックアクセス無効化 & 各種VPCエンドポイントの適用 [p.39, p.134]: データベース(RDS等)や重要バケットをプライベート領域に隔離し、外部インターネットからの直接のハッキング経路(アタックサーフェス)を完璧に封鎖する。
    • KMS(Key Management Service)による自動暗号化 [p.93, p.111, p.199]: EBSスナップショット、Storage Gateway、S3への保存データをKMS管理の鍵で暗号化し、物理的な漏洩リスクを遮断する。
  • ⚙️ 信頼性(Reliability)の柱 [p.290, p.291]
    • マルチAZ構成(ELB + Auto Scaling & RDSマルチAZ) [p.68, p.70, p.131]: データセンター物理層の突然の単一障害点(SPOF)を排除。障害を即座に検知し、別の健全なAZで稼働を継続させる「セルフヒーリング(自己修復)」を自動化する。
    • S3 / EFSの自動同期複製 [p.95, p.101]: 複数の隔離された物理AZデータセンター群にまたがってデータを常時同期。99.999999999%(イレブンナイン)の絶対的なデータ耐久性を保証する。
  • 💰 コスト最適化(Cost Optimization)の柱 [p.290, p.300]
    • S3ライフサイクルポリシーの設定 [p.104]: データの経過日数やアクセス頻度低下に合わせて、高価なS3標準から、低コストなS3標準-IA、格安なGlacier Deep Archiveへ自動的に「移行(アーカイブ)」して無駄な維持費を完全に削る。
    • EC2購入オプションの使い分け(スポット & RI/Savings Plans) [p.60, p.61]: 中断されても構わないバッチ計算に「スポットインスタンス」をアサインして最大90%OFFで動かし、定常的なコアインフラにはコミットメント(RI/SP)割引を適用して固定費を最大削減する。
  • ⚡ パフォーマンス効率(Performance Efficiency)の柱 [p.290, p.295]
    • DynamoDB Accelerator (DAX) & Amazon ElastiCache(Redis) [p.147, p.149]: データベースの前段にインメモリキャッシュを配置することで、頻繁に参照されるデータの応答レイテンシーをミリ秒から「マイクロ秒」へと最大効率化する。
    • EBSボリューム(gp3からio2への拡張) & EFSプロビジョニングスループット [p.89, p.90, p.99]: ディスクI/O負荷が極めて高いトランザクションデータベースに対して、容量を変更することなく必要なIOPS性能を個別に追加プロビジョニングしてボトルネックを排除する。
  • 👥 運用上の優秀性(Operational Excellence)の柱 [p.290]
    • AWS CloudFormation(IaC:Infrastructure as Code)の適用 [p.264]: すべてのインフラ設計(VPC、SG、EC2、RDSなど)をテキストテンプレート(コード)で定義・バージョン管理。手動構築による設定ミスや、テスト環境と本番環境の設定乖離を100%撲滅する。
    • Organizations SCP と StackSets の統合マッピング [p.179]: 複数のAWSアカウントや、世界の複数リージョンに対して、統制された共通インフラとセキュリティポリシーを並列かつ一挙に自動適用する。
  • 🌱 持続可能性(Sustainability)の柱 [p.290]
    • 完全サーバーレス設計(AWS Lambda & AWS Fargate) [p.74, p.77]: 24時間365日待機状態で電気を消費し続ける常時起動のEC2サーバーを排除。プログラムが稼働する「その瞬間」の計算資源のみを極小消費させ、クラウド全体の炭素排出・余剰インフラエネルギーを最小限に抑える。

準備は万端です!模擬試験中、「高可用性(Reliability)」が問われればマルチAZを、「コスト(Cost)」が問われればS3ライフサイクルやスポットインスタンスを、「セキュリティ(Security)」が問われればパブリックアクセス無効化やIAMロールを真っ先に選択肢から見つけ出してください。

模擬試験の終了後、もし苦手なサービスや理解を深めたいトピックが見つかりましたら、いつでもこのGemini Notebookを呼び出して復習の質問を投げかけてくださいね。合格に向けて、全力を尽くしてまいりましょう!🏁